誰もいわないから

 原発は廃炉にするにも30年もかかるという。使用済み燃料の廃棄、再利用も目途が立っていない。いずれにしてもここまで来たら原発とは縁は切れない。それなら今まで30年間無事に50機も動かしてきたのだから、さらなる安全策も再構築して再稼働しても良いのではないか。40年の寿命が来た炉から巡に廃炉にして新たには造らないようにしても原発が無くなるまで100年はかかる。廃炉にしても十分なメンテナンスは何10年間も稼働時と同じだろう。
 原子炉が再開されば良いこともたくさんある。電力の安定供給は勿論だが、原発立地地区の経済の安定と住民の雇用が保障される。原発の研究にも大きな研究費が投じられるだろうし、安全対策は勿論原子力そのものの研究も進むだろう。
 電力会社と新たな原子力安全委員会は安全神話に胡座をかいていた今までより遙かに敏感に使命感と責任感をもって臨むだろう。東電を非難し続ければ優秀な人材は去っていき、新たな優秀な人材も集まらなくなってしまう。優秀な人材が高い報酬を得るのは当たり前のことである。今の風潮は高い報酬を得ている人は悪い人のような中国の文化大革命を思い出すようなマスコミの論調で一方的で、原発再開の必要性を主張するマスコミはほとんどない。原発に危険の可能性が有ることは勿論である。しかし何処かの国が原爆を打ち込んでくる可能性も、アウトサイダーがサリンをばらまく可能性も原発の危険以上に有るかもしれない。大地震も富士山の噴火も、宇宙からの考えられない大隕石の飛来も、気候変動も、全て否定は出来ない危険な問題なのである。つまり地球の生き物は幸運にも多くの危険の中、宇宙時間からすれば僅かな安定の中で幸運に生きているのである、だから私は幸運を信じ災害は人類の生存に付き物と思い考え、当分大地震など来ないし、福島原発の処理も時間はかかるが日本の英知で無事終息させ、万一の場合の世界のモデルになると信じているのだ。

 
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