最近の俳句

2月

牡丹雪ふわり童話の絵のような

鏡の前かぶり直して冬帽子

寂しげな友の笑や冬空港

通学路片側ばかり残り雪


2.19 川柳風

もう良いよ政治の話おでん酒

血圧の高いが自慢おでん鍋

妻無くもボタンぐらいは納め針

寒風も時には嬉しティーショット

背びれ出し大鯉反転水温む

通勤路何時も雪富士右にみて

早春や枝先はみな空に向き

焼酎で息子と親爺の雛祭り

試験終えゲームの孫となりけり

うっすらと母の男字雛道具

形見分け羽織の裏地春宿る

御宿や花菜の中に道しるべ

あくびして猫知らぬ顔春障子

春の夜や一日一句と誓いけり


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