アジア大会総括 |
広州アジア大会は中国の圧勝であった。中国の金メダル199個、韓国76個、日本48個、金メダルの数だけを比較すると日本の低落は惨憺たるものである。第1回ニューデリー大会から8回バンコク大会までは日本が1位の座を守っていたが、それ以後は中国に首位の座を奪われ2位の座も地元広島大会以外は韓国に差をつけられていった。今大会は日本のお家芸水泳から始まり期待より不振だったことが大きく響き、中国との差を大きく広げられる要因となった。 しかし総合的に戦績をを良く検証すれば日本はよく戦ったと私は思っている。柔道、レスリングは目標のメダルを獲得した。特にレスリングの18名参加して12個のメダル獲得は近年に無い成果である。 今回の日本の団体チームが獲得した金メダルは価値のあるものだった。バレー男子、サッカー男女、ソフトボール、フェッシング女子、1種目1個しか金メダルか無いのだから、これだけでの団体優勝は20個分の金メダルの価値があると思う。種目の多いライフル射撃で韓国は13個の金メダルを取っている。アジア大会はオリンピックとは違ってアジア特有の日本ではなじみの無い競技も沢山行われる。勿論それはそれでよいのであるが、単にメダル獲得数だけで日本選手団を評価するマスコミには、わざわざアジア大会に行って何を見てきたのかと些か文句を言いたくなるのである。 |
戻る |