冬の俳句


初孫の抱(いだ)けば笑みて梅の春     兄七十二歳にして初孫
風に鳴る高圧線や寒の月              相変わらず帰りが遅い
ころ柿に陽のぬくもりや能登の味      ころ柿は輪島の干し柿
百舌の群風に呑まれて森に消ゆ          右に左に百舌の群が揺れる
帰り道たまには変えて落葉踏む         我が家の周りは欅が沢山
忘年会学生時代の数え歌                 中大の有るお茶の水にて
わが姿ショーウインドに夕しぐれ」        お爺さんになりました
孫達よ健康成ればと初詣         願うことも無くなった
御殿場はすすき靡いて果てもなし     寒い所だよ
お茶の花和菓子のごとく白と黄      近所は狭山茶畑
神と人親しくなりし初詣         百まで生きるつもり神様頼むね
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