高速道路無料化の問題点

民主党が政権を取ったら高速度道路を無料化にすると言う。反対はないと思うが、私には耳障りの良い大衆迎合の施策としか思えない。高速道路を無料化したら、直ぐにこんな事が起こるだろうと、思ったことを書き出してみた。

1、各地の高速道路は暴走族の格好の走行場と化す
2、それによる交通事故の続発、ルール違反の様々な交通トラブルが予想される
3、ドライブインが若者或いは犯罪グループのたまり場、集合場所となり荒廃する
4、車両の激増による高速道路の破損と荒廃
5、ゲートはあったとしても車両の激増による走行車両のチェック不能
6、外人を含む広域の窃盗団が地方都市を荒らし回り都会に日帰りするなど、高速道路を使った犯罪が多発する
7、警察の捜査、取り締まりの縦割り体制の弱点が露呈する
8、高速道路に従事する職員、機動隊、の人員が大幅に必要となる
9、ゴミの不法投棄が広域的に発生する、フェンスも至る所で落書きされる
10、各方面と共通の利用を広げつつあるETMシステムを如何にするのか

まだ問題点は数え切れないほど有るだろう。いったん出来上がって居るシステムを壊せば考えられないような弊害が発生していることは、最近行政の規制緩和、強化、改正で業界の大混乱で分かったはずだ。建築確認の不手際、医師研修制度の変更、年金支給の混乱に象徴されるように改革のつもりが、改悪になることもしばしばである。役人が机の上で考えた制度の改革は直ぐに実行せず、時間をかけて充分にシュミレイションをしてからにすべきである。
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