スポーツをオリンピックを知らないIOC理事

 IOCはレスリングオリンピック種目除外という重大な過ちの決定をした。たった14人の無知な理事で馬鹿な決定してしまった。決定をした14人の理事の内訳にはボート1名、ヨット2名、フェンシング2名、近代五種1名、冬季のリュージュ、アイスホッケーの7名、格闘競技など分からない理事過半数が実験を握っている偏った理事会である。

 レスリングは世界180カ国が加盟しており、古代オリンピックから種目にあり近代オリンピック発祥のアテネ大会以来の競技である。この様なオリンピックの歴史を全く知らない理事達でオリンピックの種目選択ががなされる危なさをFILAは全く危惧せず、組織として怠慢だったとは言えよう。

 こういう事態になった以上、FILAは全世界一丸となってIOCに全ての関係を駆使して働きかけ、プレッシャーをかけ復活戦での生き残りに全力をあげるだろう。レスリングの力を結集すればIOC理事を罷免するぐらいの力はある。IOC理事には米ロなど大国を排除する閉鎖性がある。その理由は、彼らが理事か職業化してその地位の維持に汲々としている為と言える。おそらく今となってみると理事達はこの結果の大きさに驚いて、自らの地位の維持のためこの事を他の理事のせいにして口をつぐんでいるだろう。

 私はレスリングの再選はなると確信している。ロゲ会長がレスリングを外せる訳がないし、他の理事達も今度は自分の立場の為にこぞってレスリングを支持すると私は思っている。5月にはレスリング復活決定の報が届き大騒ぎするだろうが、レスリングに取っては良い宣伝になるだろ。割を食うのは野球ソフトである。東京での復活に最大の強敵が現れたからである。2020年のオリンピックは東京かレスリング大国のイスタンブールかである。どちらでもレスリングの無いオリンピック大会などり得ないのである。
 ヨーロッパのスポーツ外交は日本人には想像もつかないしたたかなものである。私の穿った推理では、近代五種をオリンピックに残す為、理事達は何時でも復活する力のあるレスリングを落としたのでは無いかと思っている。
 
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