福田富昭日本レスリング協会会長が
北京オリンピックの日本選手団団長に

 福田富昭日本レスリング協会会長が北京オリンピックの日本選手団団長に選出された。これは大変なことである。過去のオリンピックで、日本体育協会長、JOC会長以外で団長になった人はいない。最近では団長はJOC会長の堤氏、古橋氏、竹田氏である。JOC強化本部長である福田氏を抜擢したのは異例中の異例である。
 竹田会長が東京オリンピック招致に専念するという理由であるが、東京オリンピック実現のためにも福田団長を押し立てて北京で好成績をあげ、日本国内にオリンピックムードを高めたいとするJOCの考えがあるようだ。
 日本レスリング協会にとってこれほど名誉なことはなく、福田団長を盛りたたるためにも、今年の世界選手権で金メダル5個を獲得したい。特に浜口京子の金メダルを赤石専任コーチの指導でなんとしても達成したい。浜口京子が今後学ぶ課題は赤石コーチの持つ絶妙な試合運びと勝負強さであり、赤石コーチに浜口の精神面の支えになってほしいと願っている。
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