韓国での発見
 
 正月前の韓国に行って来ました。反日色の強い近くて遠い国と言われる韓国ですが、日本に対する見方も様々で、何度も韓国は訪れていますがその都度新たな発見がありました。

1.小泉首相の評価はインテリ層にはかなり高く、今まで日本にはなかったリーダーであり、ここ数年で日本は大きく変わるだろう、という評価を若手経営者から何度も聞いた。

2.韓国の反米感情については学生に広く蔓延しており、その根っこは米軍兵犯罪の逮捕権、裁判権に対する米軍の司法支配への純粋な反発が根底にあるという。身を挺して反米行動に身を投じる韓国の学生の姿は今の日本の学生には無いすがすがしさを感じた。

3.数人の会社経営者と話し合ったが、日本は米国とうまく付き合って自動車や電気製品を売りまくり、日本経済復活に大きく貢献した。その点、韓国の対米経済関係は順調とは言えない、と言い、小泉首相は本当に9月に辞めるのか、とは聞いても、誰一人として靖国神社の問題は口にしなかった。

4.友人の運転で高速道路を走りながら電話をかけていた為、警察に捕まった。違反行為はともかくとして、その反則切符の切り方には、IT国韓国らしく携帯電話をすこし大きくしたような機器に電子ペンでタッチしただけであっという間に反則切符が印刷される。日本の警官は調書を書くのも大変だろう。

5.韓国も健康ブームで野菜を食べる人が増え、焼き肉の売り上げが落ちているという。特に牛肉は落ち込みが大きく、カルビも豚肉を食べる人が増えているという。ソウルから車で一時間ほどにICHONという陶器と温泉の有名な街がある。ここは米どころとしても有名で、石釜で焚いた白米をキムチを中心にしたおかずと食べさせる店がある。炊きたてのご飯は実に美味しく、十数種類の煮物や漬け物をつつきながらの食事は焼き肉とは違った楽しさがある。驚くべきはそのおかずの数の多さと、何度おかわりしても無料だということだ。約1000円で美味しい炊きたてご飯と二十種類ほどのおかずを堪能した。

6.私は韓国に行けばいつでも歓迎してくれる友人が何人もいる。仕事の友人もレスリングの友人も本当に陽気で良い人ばかりだ。韓国とも中国とも、人と人との付き合いは問題がないのだが、国と国の問題となるとそう簡単には行かないのだろう。

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