最近の雑感

 中国、韓国の公人の靖国神社参拝に対する干渉は相変わらずに続けられています。それぞれの国には言い分があり事情もあるのだろ
う、だから日本は抗議にむきになることはないが、余り気にすることもないと私は思っています。私ぐらいの歳になると、中国、韓国の抗議がうっとうしくて、反発するよりそれらのニュースを聞くのも嫌になってきます。良いじゃないですが仲が悪い国があっても、少々経済に影響があっても、取りあえずは日本と気の合う国々と友好関係を結び、仲の悪い国とも何時でも良好なお付き合いが出来る体制だけを整えておけば、それで良いのではないですか、人間どうしても相性の悪い人がいるように、国の付き合いも同じ事でしょう。中国は日本の内政に干渉するのなら、日本人の心情や実情をよく調べて、中国として公人の靖国神社参拝の何処がが我慢ならないのか、日本人に分かりやすく説明しなければならないでしょう。戦犯が奉ってあるからではなんの説明にもなりません。
 戦犯と誰が裁いたのですか、戦勝国の米国を中心とする連合軍が裁いたのです。勝った者が正しく、負けた者が間違っているという論理はアジア諸国の論理ではありません。戦いが終われば勝った者は負けた者に手をさしのべ、負けた者は勝者に敬意をはらう、これがアジアの論理です。戦犯になった人々は潔かった軍人達も多かったのです。戦争を推進し、戦争犯罪を犯しながら、戦後そ知らぬ顔で民主主義を唱え日本再建に加わり財界の大物になったり、大物政治家になった人も大勢います。反面、敗戦の責任をとり自決したり、自ら名乗り出て巣鴨刑務所に拘置され死刑になった方々もおりました。戦争責任を取る手段は人様々ですが、日本においては亡くなった人々は等しく弔い、死者にむち打つことはしないのです。この様な日本人の心が理解できない国とのお付き合いはそれなりのものでも致し方ないのでは、と私は考えております。
 ただ、日本は国の大きさ、歴史から見て世界的に行き過ぎてしまったのではないでしょうか、日本は世界から恨まれたり、悔しがられたり、するほど大きくならず、慎ましやかに、豊かな自然と世界に類のない深い文化を充実させて行ってこそ、世界から尊敬を得られるのではと考えています。
 
戻る