国家関係の難しさ
 
 年の最後に常々思っている中国と朝鮮民族に対しての私の忌憚無い考えを述べてみる。 私は中国と韓国には年に数回訪問して、仕事の面では順調に友好的に交流を行っている。友人も両国には沢山おり、お互いアジア人同士、相手の気持ちを気遣いながらも、言いたいことも言い合っている。私にとっては日本人との付き合いと何ら変わらない。しかし、これが国と国との関係となると全く難しいこととなってしまう。
 韓国との関係は近来になく良好で、文化交流とはこんなにも効果が有るものなのかと改めて認識した。韓国との関係は今後とも成熟した関係を続けるであろう。
 問題は中国、北朝鮮である。私は中国に対して靖国神社問題では譲るべきではないと思っている。しかし靖国神社に対しては国民の中にも色々の感情が有るのは事実だ。お互い主張すべきは主張し、民族としての基本的な考えの違い、戦争観、死者に対する考え方の違い、等々をあぶり出し、駆け引きなしにぎりぎりのところまで行った方がよいのではないかと思っている。
 北朝鮮問題は本当に腹が立つことばかりだが、私の無責任な意見だが、ミサイルでも何でもやれるならやって見ろという気構えも必要だと思っている。しかし、相手がまだ世間知らずの未成熟な国家だということも考慮すべきであろう。いずれにしても、個人ならどんな国の人とでも仲良くなれるのに、国家となるとどうにもならなくなってしまう。
 私は、災害、戦争、飢餓は人間社会には何処かで起こるものなのだと思っている、それに対してどう対処するかが人間の知恵であろう。
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