最近の雑感
 
 地球上の全ての生物は他の動物の生存のために食べられている。他の動物の生存のために食べられない動物は人間だけである。人間は地球上のあらゆる生命を食べて生存しているが、そのお返しを何らしていない。鳥インフルエンザ、狂牛病、鯉ヘルペス、今まで知らなかった病気が次々に発生してきた。何か人間の傲慢さに神様が罰を与えているようにも思える。人間は他の動物に食べられ無い分、病気になり、人間同士殺し合い、恨み合って、人口調整をしなさいと神様が言っている様にも思える。
 NHK大河ドラマをはじめ、各局で放映される大作ものは全て、最近の新撰組を始め殺し合いの歴史ものである。作る人も見る人も殺し合いが一番面白いのだろう。ニューヨークの貿易センタービルに突入した犯人の心理、道連れにされた乗客の状態、何も知らずビル内にいてあっという間に死んでいった人達、この不幸な人たちのことを、もう一度全世界が考えるべきである。人間とは何のために生きているのか、人間にとって何が一番価値があるのか、何が人間にとって一番幸せなことなのか。善人とは、悪人とは、一人殺せば殺人犯、戦争で百人殺せば英雄。日本軍がやった、南京虐殺、朝鮮強制連行、酷いことには違いないがこれだって戦争のさなかの出来事だ。
 広島、長崎、原爆大虐殺、大半の日本人は戦争のせいだと考え米国を恨まない。日本人は寛大なのか?物わかりがよいのか?被爆国が韓国、中国、だったらどうなっていただろう。鬼平犯科帳で長谷川平蔵が言っている。「人間というやつは面白いやつよ。善行をしてきたやつは時として悪事を働きたくなり、悪行を重ねてきた悪党が何かの拍子に善行をしてみたくなったりするものなのよ。」まさに人間の真理か。
 
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