年頭雑感

 イラクはアフガンはどうなってゆくのかな、派遣された自衛隊員は大丈夫かな、ブッシュはもう一度大統領になるのかな、小泉さんは今年一年総理で居られるだろうか、経済安定して上昇してゆくであろうか。これらについて上記に付いて考えてみた。

 フセインがまだ大統領にいたらおそらく、カダフの妥協はなかっただろう。抑圧されたイラク国民が沢山いるのは事実だ。核の心配も、化学兵器の心配も、さらに増大しただろう。
 自衛隊をイラクに派遣しなかった場合、当然、米国との関係は悪くなるだろうし、派兵している国々との関わりも難しいものとなるだろう。日本のオイルの大半はアラブ諸国から買っており、それを米国第七艦隊がインド洋で警護している。世界の防衛に関する情報はほとんど米国からもらっている。これらの事実を新聞はもう少し書いても良いのではないか。

 小泉さん以外の人で、今以上の行政改革、民営化、の推進がこれ以上出来たであろうか。小泉総理をつぶして、次の政権を握ろうとしている古賀、亀井代議士等は、高速道路をさらに造り、公共事業を増やせと言っているのだ。これらの代議士より少なくとも小泉総理は身きれいであるだけ推進力はある。

 橋本、小渕元総理は公共投資を大幅に増強し、景気の浮上を図ったのだ。その為、一時は景気は上向いたが、ちょっとした緩みでもとの黙阿弥となってしまった。その点、小泉改革は経済音痴、中小企業を見捨てるのかとまで言われ、リストラの嵐の中、経済は少しずつ回復してきたのだ。今年の日本経済は着実に確かなものになっていくだろう。
 私は今年はどうしても知りたいことがある。赤い羽根の募金である。戦後から何十年も行われてきたが、幾ら集まって、経費が幾ら掛かって、残った幾らが誰に寄付されたのかを新聞テレビは大きく報道してもらいたい。一時の赤い羽根募金で、1年間食べている人はかなりいるはずだ。そしてこれらに似た、もしかしたらしなくても良い、善意の活動で食べている人達が大勢いるのではないか。日本には既にその役割を終えているのに、その存続に組織を使い政治家を使って既得権を守り続けようとする組織が多くある。日本国自体の体質を変えなければならない時期に来たのだ、金融公庫も住宅公団も新たな組織に脱皮してもらいたいものだ。
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