深川御神輿だ!わっしょい!わっしょい!
 
楽しみにしていた深川の富岡八幡宮のお祭りに行って来た。毎年下町の心意気をを堪能して帰ってくるのだが、今年は特にすごかった。仲町、牡丹町、清澄、白河、木場、次から次へ、50数基の御神輿が、揃いの半被で門前仲町から永代通りを八幡様に向かう宮入は豪快そのもの、不動尊前での水掛はまさにクライマックス沿道の人々も一体となって、もめもめ、させさせ、水かけろ、と町中がお祭り一色だった。お祭りは本当に良いものだ。特に深川の祭りは日本一だ。不況だの、政治の不満だの、関係なく町内一帯となる下町子のお祭りである。特に深川の祭りの良さは、全てかけ声が、わっしょい、わっしょい、に統一されているところである。最近は、ソイヤとか、セイヤ、と言うかけ声を聞くが、私の知る限り昔はそう言うかけ声はなかったと思う。御神輿は わっしょい 決まっており、我々子供の頃は 和を背負う みんなで力を合わせて町内一体となり和を背負う。わっせおい だと教わってきた。富岡八幡の氏子は各町内で立派な御輿を持ち、常に手入れをしているし、町内は葬式などにも必要な物は座布団、皿、箸に至るま持っており、一度不幸があれば近所で助け合って葬儀を行う互助の精神がいまだ残っている。江戸の文化をひき継ぎ、助け合いの精神を持ち続ける、下町の深川祭りに国は補助金ぐらい出しても良いだろう。

祭りで下手な俳句を作った

荒れ御輿大波越える船のごと

深川の御輿もめもめ勇み肌

入れ墨を若気の至りと輿担ぎ

極道の禊ぎの後の夏祭り

人波に力士も見ゆる夏祭り

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