私の俳句
 
 私は調子が出てくると一日に五十句ぐらい楽に俳句ができる。しかし、いくら頭をひねっても出来ないときもある。先日二日で百句作ったが、くだらないものも沢山あると思うが、自分では良いか悪いか分からないのが俳句である。少しは良いかなと思えるものを書いてみた。
 

踊り子の腰の羽根毛も踊りけり

夏ツバメ妻の墓まで道案内

入り口にミニ水車有りビルの街

初蝉やビルの谷間の墓地団地

廃線の駅より飛び立つ燕の子

菜の花や行くあてもなく道を行く

のどかなり釣り人一人背を丸め

雨宿りわらび餅食う西の京

永き日や亡き妻の写真整理する

午後の日や緋鯉が揺らす花筏

懐かしき土の匂いや春の雨

深緑や教会の屋根見える坂

料理屋の門にどしりと八重桜

黒塗りの車去りゆく八重桜

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