アジア大会に行きます

 ドーハのアジア大会に中央大学の後輩の沼尻久氏、佐藤俊博氏(日本協会理事)と3人で日本選手団の応援に行きます。一応、立場はアジアレスリング協会の役員という役職ですが、見学役員とすったところでしょう。
 女子の試合は安心してみていられるので楽しい限りです、目標の全階級優勝を達成してくれることを願っております。男子は世界選手権と変わらない程強豪がひしめき、厳しい戦いの連続でしょう。今大会は柔道が苦戦を強いられたように、男子も厳しい環境です。格技強国ロシアが15ヵ国にも別れ、その大半がアジアなのですから、アジアのレベルは大変なものです。
 しかし、日本男子は女子に比べて何かが足りないようです。その何かは必勝の信念、勝つ為の工夫、勝つための試合運びだと私は考えております。勝負を左右するのは目に見えないものです。勇気、気迫、根性、執念、運など全て目に見えないもので勝負は決せられます。目に見える相手の戦歴、癖等、データに基づいた戦略では実力以上のものは得られないでしょう、自らを信ずる必勝の信念があってこそ勝利を得られるのだと私は考えております。日本男子チームはなんとしても今大会で金メダルを取らなくては成りません。

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