女子レスリングワールドカップ

 第6回女子レスリングワールドカップは5月20〜21日の2日間、名古屋市稲永スポーツセンターで開催される。過去4回優勝を果たしている日本にとって地元での優勝はなんとしても成し遂げなくてはならない。名古屋市は中京女子大のお膝元でもあり盛り上がった大会になるだろう。女子の団体戦は国内外でこの大会だけであり、女子選手は団体戦の面白さ、難しさを味わって欲しい。オリンピックや世界選手権は個人戦ではあるが、日本選手団は全員一丸となって闘て、日本チームは過去の好成績を挙げてきたといえる。
 国際大会の勝負は紙一重であり、ちょっとした心の緩みが勝利を逃がしてしまう。チーム一丸となって勝利を勝ち取っている国は、日本の他、韓国、米国、イラン、モンゴル等が目立っている。個人戦の選手を纏めてチームとして闘わせるには、団体競技とは別の監督の統括力と指導力が求められる。その意味でワールドカップリーグ戦の5試合の戦いは、日本代表選手団という気持ちを各選手に植え付ける意味でも大変意義がある大会である。レスリングが今後とも世間の注目を浴び続けるためには、オリンピックで優勝をすることが前提であり、全てをオリピック優勝に目標を定めて行かなくてはならない。
 
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