新ルール攻略法 |
いよいよ新ルールによるクインズカップが3月25日開催される。それぞれ選手達はコーチの指導の基、新ルール対応策を研究してきたと思うが、どんな試合になるか楽しみである。どんなルールになろうともレスリングの本質が変わるわけではないのだから、選手は臆せず攻めのレスリングに徹してもらいたい。 ルールの是非はついては意見が色々あろうが、今更どうにもならないのだから新ルールを味方につける試合運びをすべきである。新ルールでは次のことを常に頭に置くべきである。 1.「先制攻撃、先取ポイントが不可欠」 1ラウンドの時間は2分しかない。何を置いても先取得点であり、先取得点に全力をそそぐ日頃の練習が肝心である。1分以内でポイントをゲットする練習を繰り返しすること。 2.「場外に出た場合は逃避でなくとも相手に1点が与えられる」 勝てる相手とはマット中央で試合をすること、強い相手との対戦はマットサイドに誘うのも一つの策である。マットサイドはポイントを取るチャンスもあるが、取られる危険性も同じくある。 3.「ポイントを取られたら危険覚悟でも反撃を」 ポイントを先行され一息ついたあとは、反撃は非常に難しくなる。ポイントを取られたらその場で危険は覚悟で激しい反撃をしなくてはならない。巻き技であろうと無理なスイッチであろうと試みるべきである。 4.「確実に1点を」 先行ポイントは1点も3点もあまり変わりは無い。確実に一点を素早く取りに行くべきである。 5.「3ラウンド制でも2ラウンド先取すれば3ラウンド目はない」 1ラウンドをゲットした場合は2ラウンド目で勝負を決すべく、3ラウンドは無いと言う気構えで全力で攻めまくるべきである。 6.「体力温存は考えるな」 新ルールではどんな場合でも力を温存するという試合ぶりでは勝てない、後は無いという心構えで試合にのぞむべきである。 |