久々の快挙

 ロシア遠征中の日本レスリング男子フリースタイル選手団がベロクラゾフ大会で3個の金メダルを勝ち取った。ロシアの大会で優勝するということは大変なことである。しかも優勝者3名とは近年にない快挙である。
 優勝したのは 55キロ級・田岡秀規選手、60キロ級・高塚紀行選手、66キロ級・小島豪臣選手の若手を代表する3選手で、北京オリンピックに向けての幸先良い大勝利だ。その他にも長島和幸選手が2位、小幡邦彦選手が3位に入った。ロシアの一地区の大会と言ってもレベルは高く、こんなに日本選手が勝ったことは過去にはなかった。日本男子選手、コーチの地道な努力がやっと結果に結びついてきたようだ。その真価が問われる9月の世界選手権の戦いが楽しみである。改めて今回の好成績を収めた要因を分析してみると
  1、優勝した3選手とも若い新鋭の選手である
  2、過去から日本の最も強かったクラスである
  3、3選手とも先制攻撃型の攻めの選手である
  4、新ルールを選手コーチはよく研究していた
  5、新ルールは攻撃型の日本選手にに有利に働いた
上記のようなことが考えられる。是非この期をとらえて日本男子レスリングは大きく飛躍してもらいたい。
 
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