今年の少年少女全国大会

 参加選手1400人による3日間の激闘は凄まじいものでした。技量的には各選手かなり平均化してきて全国的にレベルアップした大会でした。そうした大会でも、団体11人以上の部で吹田市民レスリング教室が、10人以下の部では一志ジュニアレスリングが激戦を制し相変わらずの強さを発揮しました。毎年の事ながらこの2つのクラブの指導者の熱意と指導の技量に敬意を表します。
 今大会は(財)レスリング協会・福田富昭会長、太刀川恒夫副会長、高田祐司専務理事、富山英明強化委員長にご出席いただいた。まさに日本協会の重要な大会として開催されました。現在日本を代表する選手の大半がこの大会の出身者で、(財)日本レスリング協会に欠かすことが出来ない大会となってまいりました。女子の吉田沙保里、伊調姉妹、坂本姉妹、男子の井上、小島、湯本、松永等の日本代表選手も皆この少年大会を勝ち抜いてきた選手達です。
 少年連盟は日本協会主催となったこの大会を更に充実した権威ある大会にしなければならないでしょう。参加選手1400人の大会は無事に終了いたしましたが、3日間の試合をこなすのは大変なことでした。数年前から参加選手が1000人を超え、大会運営も限界に達しておりましたが、今年は更に出場者が300人も増え3日間の試合を余儀なくされてしまいました。毎年大会の見直しを連盟で検討して参りましたが、来年の大会に向けて直ぐにでも連盟としての新たな方針を決めなくてはならないでしょう。充実した価値のある大会を目指して少年少女レスリング連盟は知恵を絞る時期が来たようです。

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