私には理解ができないジャンプの原田

 トリノオリンピックでジャンプの原田選手が体重の問題で失格した。身長体重によりスキー板の長さが決められるというルールがあるそうで、これについてはルールなのだから何の問題もないだろう。
 しかし、失格になった原田選手がルールでは61キロがリミットと決められているのに「私は60キロと思っていたとの発言」なんということなのだろう。こんなばかばかしい話はない。どんな競技だって体重制限がある競技は小学生だって自分の出場クラスの体重は知っているし、コーチもそれを常に注意している。金メダルを取った日本を代表する名選手原田が、何であのようなみっともないことになったのかスキー連盟は正式に説明すべきであり、トリノオリンピック日本選手団役員はスキー連盟から納得できる説明がなければ、選手村からの追放するぐらいの態度で臨んでほしい。
 冬期オリンピックの競技は歴史的に商業主義が先行し、今やまさに各スポーツ用具メーカーの戦いとまで言われている。ショウアップされすぎた開会式、高額な施設費競技用具、限られた国だけしか参加できない現状、世界のスポーツの祭典というには問題があるのではないかと思うのは私だけではないと思うのだが。
 
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