高体連格闘競技プロジェクトの構築を
 
 高等学校の運動部員が激減している。特に格闘技系は部のみ存続し部員ゼロなどというところもあるそうだ。相撲部を筆頭に柔道、レスリング、ラクヒ゛ー、ボクシング…どのクラブも部員の減少にあえいでいる。
 格闘技は本人がやる気がなければどうにもならないもので、無理に勧誘しても部員が増えるものでもない。格闘競技の練習は辛い、直接先輩からの圧力があるから、いじめられることもある。それを克服して高校3年間辛抱できる生徒は今の時代限られている。
 しかし少なくはなったがその辛さの中に身を置きたいと思っている高校生がいるのも事実だ。そこでその貴重な高校生を時間が許す限り他の競技にも、参加させるような事を考えたらどうだろう。レスリングの重量級はラクヒ゛ー、柔道、相撲、の選手は十分に活躍する余地がある。ラクビーの試合に相撲、レスリングの選手を使ってみたらどうだろう。レスリング、柔道の選手は相撲をやっても強いはずだ。
 このように各競技の交流を図るには、他の競技をする為のしっかりとしたマニュアルと指導者が必要となる。日本はそれぞれの競技が排他的なところが多々あり、交流を阻害してきた。高体連は組織ばかりが幅を利かせ、実態は団体チームを組めぬ部が沢山ある事実を踏まえて、競技間の壁を取り払い、新たな考えで新たな行動に移る時期に来ていると思う。
 
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