私の初夢

 アテネオリンピックで日本レスリングチームは、ついに待望久しい金メダルを3個取った。女子は3階級で優勝し、男子も3個のメダルを取り、ついにレスリンク王国日本が復活した。
 男子フリースタイル田南部選手は最後のレスリング人生を全てこの大会に注ぎ、粘って粘って銅メダル、いくら誉めても誉め尽くせない大健闘でした。
 グレコ笹本選手は持ち前の怪力で俵返しを連発し会場をわかせた。圧倒的な銀メダル金メダルももう一息だった。
 女子48sで優勝した山本みゆう選手は、昨年の全日本で敗れ絶体絶命の状態からクインズカップ、最終選考会と二大会でライバルに勝ち、大番狂わせでオリンピック代表となった。
 その余勢をかってオリンピックでは次々に強豪をなぎ倒し、無理と思われていたこのクラスの優勝を勝ち取った。
 6個目のメダルが決まったとき福田会長は夢ではないか、これは現実なのか、と高田専務、富山強化委員長と抱き合い、人目をはばからず感涙にむせんだ。
 レスリングは同じ体重の人間が同じ条件で戦うのだ。どんなことも不可能はない。最後は攻撃する精神を持ち続け、勝利を諦めない選手が勝利を得るのだ。
戻る