レスラーの皆さん、
十分お気をつけ下さい

 
 レスリングの練習で大きな問題になるのは、いわゆるマット菌など、皮膚病の感染です。レスラー諸君は普段より清潔に気を付けていることと思いますが、最近、新しい病気が出てきているそうです。レスリング関係者の方々、十分にお気をつけ下さい。

格闘技で頭の水虫感染拡大、海外から新種上陸
 格闘技で頭の水虫感染拡大、海外から新種上陸 高校、大学の柔道部などの格闘技系部員の間で、海外から輸入された新たな“水虫”感染症が急激に広がっていることが、日本医真菌学会や全国の医療機関の報告で明らかになった。外国人との交流試合で感染、国内大会を通して広がっているらしい。適切な治療をすれば完治するため、同学会は早めの診察を勧めている。
 病原体は「トリコフィトン・トンズランス」と呼ばれる水虫菌の一種。頭皮に感染しやすく、頭皮がぼろぼろとはがれるようになる。他の水虫菌感染より症状が出にくく、放置されるケースが多い。菌が毛髪の中に入ると毛が抜け、回復には約3か月間、内服薬治療を受けなければならない。
年、仙台市の高校2校の柔道部員と、同高校と試合をした山形県の高校柔道部員、また大阪・堺市の高校レスリング部、石川県の県立高校柔道部などで、集団感染が初めて報告された。
 各地の大学病院などの調査で、今年も仙台市の専門学校柔道部員やレスリング指導者、東京都内の大学柔道部員など、感染拡大が確認されている。病原体検査を行っている金沢医大の望月隆助教授によると、これまでに11府県の高校、大学の格闘技系部員90人が感染。家族の感染も確認されたという。
 日本医真菌学会では医療機関を通して注意の呼びかけを開始。西本勝太郎疫学調査委員長は「放置すると一般の人にもまん延してしまう。症状があれば専門医を受診してほしい」と話している。(読売新聞)
 
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