高校生のレスリングが必ず強くなれる練習
 
 レスリングが強くなりたい君。その為ならどんなことでも頑張れる君。私の言うことをただ信じて、練習してください。つまらぬ事を考えず、私の言う通りに練習してください。簡単なことです。ただ頑張ればよいのです。必ず強くなりますよ。

 朝、今までより1時間早く起き、30分丁寧に柔軟体操し、30分坂道か階段のダッシュをして下さい。坂道は、出来るだけ傾斜のきつい50メートル以上の坂を探して、10本以上駆け上がってください。階段はお寺などの階段を一段ずつ全力で登って下さい。海の近い人は砂浜でも好いですよ。少なくとも10本以上走ってください。
 午後練習の後、400メートルのダッシュを5本から10本してください。これは辛いですよ。この練習をこなせば、君は間違いなく他の選手より耐久力が大幅に強くなります。
 スパーリングでは自分がふらふらになるまで攻めまくれば、君より耐久力のない選手はもう立っていられなくなり、どんな技でもかかりやすくなります。
 要するに自分が疲れるまで攻めまくるのが目安です。疲労は相手に会わせて動いた場合と自分のペースで動いた場合とでは、相手に合わせたときの方が倍疲れます。ポイントなどどうでもよいのです、走り込んだスタミナで、ひたすら攻めまくるのです。自分の息が上がってきたらチャンスと思って下さい。俺には誰にも負けないスタミナがあるんだ、という自信が全身にみなぎり、君は一回も二回りも強い選手となるでしょう。
 レスリングが強くなることなど、自分に厳しく、坂道ダッシュ、階段登りの練習に耐えられる根性があるのなら簡単です。レスリングとは2人がぶつかり合う肉弾戦なのです。技は後から付いてきます。

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