新しい指導方法への視点
 少年レスリング連盟が設立されたのは、1983年ことでした。それから18年、少年出身レスラーが全日本メンバーの 中核を占めるようになりました。本当に嬉しいことです。これもひとえに各クラブの指導者の御努力の賜と御礼申し上げます。
 今後もこの様な状態を更に発展させて行くために、我々指導陣も新たな現状に即した指導方針の研究をする必要があります。今までは、それぞれのコーチがそれぞれの考えで、指導してきたと思いますが、新たな世紀を迎えて、我々は更に進めて現在の子供の体型、心、学校、家族関係まで踏み込んだ新たな指導マニュアルを作りたいと考えます。
 例えば子供達の体型にしても欧米並に足が長くなり、今までのようなタックルが適当なのか。膝をついたタックルがなぜいけないのか、手だけで取りに行くタックルがなぜいけないのか、など30年も前の指導方針をそのまま引き継ぎ、レスリングの常識としてきた部分も沢山あります。又少年の指導者で少年時代レスリングをした人が何人いるでしょうか、少年の気持ちになってもう一度少年指導について考えてみましょう。
 我々少年連盟の指導者は潜在意識を捨てて、新たな個性を伸ばす指導方針を確立したいと考えております。全国の指導者の皆様のご協力をお願いいたします。
(2001/1/9 全国少年レスリングHP掲載)

戻る